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農家になったきっかけは

・得する農業

目次

高校で事務科を出て、地元で事務員になった自分が農家になるなんて思ってもいませんでした。

スーママ
スーママ

農家は食を担う大切な職業です。

農家って誰にでもなれて、食べる人やお料理を作る人に喜んでもらえて、
栽培する植物は愛情を注ぐだけ頑張って育ってくれて収穫をする喜びや達成感をくれる!!
農家さんはみんな良き仲間でありライバルでありどうやったら美味しい野菜を作れるかを常に探る探求者、自然や天候には振り回されるけど、その自然があって叶えられる最高の質と味覚があります。

さて、私はどうして農家になったのでしょうか
ご興味のある方は読み進めていただければと思います。

トマト農家でアルバイトをしていて

24才の時に先に1年農家で仕事をしていた夫と共に同じ農家でアルバイトとして働き始めました。
夫が2年、私が1年働き終える頃、夫は農場のリーダー的な役割を担っており農家の社長さんから何カ所かある畑の一カ所のトマト栽培を任せたい。と話を頂いてました。
でも、その頃夫より長く勤める女のパートさんから私は嫌がらせを受けていました。どうやら自分より勤務の短い夫が責任を任せられるのが気に入らないようで、私たち夫婦が仕事をしていないと社長に吹聴したり、他の従業員さんに悪口を言ったり・・日に日にエスカレートしていく内容に私はもう仕事を続けられない。と夫に話し農家の仕事を辞める事を決めて農家の社長さんに相談しました。

独立

話を聞いてくれた社長さんから言われたのは

農家になるのはどう?

でした。
夫の経験値もあれば大丈夫だよって事で、ハウス付きの農地を斡旋してくださり役場で契約㊞ポン!開業届を提出して農家になりましたww

トマトの花

何もないところから就農

ハウスは付いていても必要な物はたーくさんあります。
天井ビニール・ビニールを押さえるバンド、バンドを固定するらせん杭・ハウスを補強する番線
・水をあげるかん水チューブ・水を揚げるポンプ・水をきれいにする濾過器・マルチ・肥料・肥料を運ぶ運搬車・耕耘機・育苗ポット・鍬・トマトを支える支柱などなど
中古を探したり、安い資材をネットや店舗を回ってリサーチしたりして経費をかけないように必死だったのは今でも習慣化してます。


いざ、夫婦二人だけの農業が始まると
土の準備(肥料の配合)、育苗の水の量、ハウス内の温度調整など最初から農家の社長さんがに担っていたことは全て初めてでしたから戸惑うことばかりでした。

失敗の連続が3年

最初は夫婦二人33aの面積から始めました。トラクターもIOT設備なんてのもありません。
(周りの農家さんからは二人なのに無謀な面積!!って何度言われたか( *´艸`)
借りれたから全部作らんと損でしょww

バイトでやってたハウスにビニール張るとか肥料などの栽培技術以外の作業はどんとこい!
でも・・
トラクターを買うお金が無いから5万円くらいの中古の耕運機で全面積耕した時の時間の浪費は夫の思い出のよう。

双葉を広げた小さな苗をトレーで注文し、ポットに仮植して育苗するまではとんとん拍子でしたが、
畑に植える定植が終わってトマトの根が窮屈なポットから広い畑の土に開放されたように伸びたころ

どんどん出て来る自分たちの知らない状況

トマトの生育状態に差が出てきたんです!!
元々は田んぼだった所を畑にしたところでしたから、至る所で地下水がしみて水分の多い箇所ではトマトは水分で溶けだした元肥を沢山吸って太い木に育ってメガネとか窓と呼ばれる症状になって成長点が箸より細くなって芽詰まりに。
(どうしようもない時は隣のトマトのわき芽を伸ばしてきます)

土壌に病気があってみるみるうちに黄色と緑色のまだら模様になったり、葉や茎が正常の形でなくなったり、枯れ出したり(バイラス、モザイク、青枯れ病など)
病気のトマトは隣のトマトへの感染を防ぐために手袋を変え対応するのですが、潜伏期間の間に管理で連続して触ってたトマトは何十メートルも一気に病気が発生したり((+_+))

病気っぽいトマトには印として赤いテープを張りますが、私たちは支柱に誘引するために最初紐を使ったのでその色が赤で ご近所の農家さんに全部病気なの?!と驚かれたり

ハウスの補強番線を張っていないハウスでは夏場の収穫時に重たくなったトマトがたちまち倒れてきたり今思うとどんだけ素人というか準備不足というか・・

しかし、勤めていた農家の社長さんやご近所の農家さんが親身になって相談に乗ってくださって困難を乗り越えることができました。
農家になりたい人に農家さんとっても優しいです☺
第二の親のようです。

そんな就農初年度の成績はもちろん赤字でした。
就農最初の年は冷夏で、ベテラン農家さんは豊作でしたが、私たちは完全に不作でした
圧倒的な技術の差!!

石の上にも三年

そんなこんなで三年後、栽培技術も土、環境にも慣れた私たちは無事トラクターを買うことができる農家になりました。

現在は様々な支援制度があり初心者の方でも最新の技術を取り入れた農法で始めたり、収入についても年間の売り上げ、収入によって補助金のもらえる制度があります。
至れり尽くせりです( *´艸`)

初期投資が多額になると思われる農業ですが、どのような農業を営みたいかによってその額はピンからキリまで。
まず、自分が住みたい地域の農業促進事業を調べてみてください。
案外思い描く農業ができるかもしれません。

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