このページを見つけてくださったあなたは農家になりたい、または農家という職業に興味があるのではないでしょうか?
正直、農家になるなんて思ってなかった私ですが、ご縁があり農家になりました。
就農18年目 二人の研修生を独立就農させ、田舎で中古ですが一戸建てに住み三人の子を育て、老後の資金準備も出来る営農をしてます。
得する農業カテゴリーで書く営農方法は私が歩んできた農業となります。
このページを読むことで農家になる方法が分かります。
解説は個人的な捉え方も入りますのでどんな農業を営みたいかによって情報を精査していただければと思います。
0から農家になりたい。何から始めたら良いかも分らない!!
サポートが必要なら最大の味方になってくれます!!
農協は営農する上で必要な物は全て揃う万能な農業機関です。
全国584カ所(令和2年時)に展開するJAグループ
農協は誰でも農家になれる門戸です!
知識も経験もない方は是非お住まいの、もしくはこれから移住しようと思っている地域の農業共同組合(農協)の窓口に行って農家になりたい事を伝えてください。そこで、どんな農家に、どのようになれるのか全て答えてくれます!
組合員になるメリット
・栽培したい作物の栽培方法、畑の斡旋から作付けに必要な農具、農機の情報、各種補助制度、融資制度の照会も頼りになります。
・就農者支援制度の相談に乗ったり、橋渡しをしてくれます。
・就農後も各地域の主力作物の栽培技術情報や研修によって品質向上を図り施肥や農薬についても詳しく相談に乗ってくれますので初心者の方でも安心して就農できます。
・地域に密着し組合員同士が情報を共有する場を設け、生産性を高め合う役割をしてくれます。
・栽培した作物を各地へ分散出荷する機能を担い、農家が栽培に集中出来る大切なパートナーとなります。
・農業者年金の窓口
(肥料・種・小さな農具から大きな農機、農業車両・農薬・栽培施設建築・土壌診断・土壌改良相談・融資・全国に展開しているJAバンク・金融機能・技術指導・最新技術の提案・出荷とりまとめ・出荷資材・選果・梱包・作り手と売り手を結ぶ仲介機能・精算機能・確定申告の指導・地域農業の発展・地域との繋がりの場を設ける・担い手の誘致、育成指導・・・まだまだあると思いますが書き出せないくらいの役割があります)
JAの女性正規組合員割合は
2013年度 19.3% → 2020年度 22.5% と増加中(^_^)/
組合員になるには
・JAに銀行口座があり、各支店窓口にて1万円(20口)以上を出資する
(毎年口数によって配当金が入ります。令和2年時年利1.5%税引き前)
※出資金に元本保証はありません。また各県や地域で異なる場合があるかもしれません
開業届けのメリットは様々
・青色申告が出来る(最大65万円の所得控除ができる)
・青色申告だと家族を専従者とし給与を経費にできる
・青色申告で赤字を次年度へ繰り越しできる
・小規模企業共済に加入できる
など
開業届け提出前の就農の為に使った費用(10万以上の経費、売上原価などは開業費に出来ません)を開業費として経費に計上出来ますので領収書は必ず保管します。
最近はネットで開業届を出せるようですね!便利な世の中だなぁ(^o^)
農業者年金とは
農業経営基盤強化促進法に基づき,市町村が地域の実情に応じて効率的・安定的な農業経営の目標等を示した「基本構想」を作成し、基本構想の目標を目指して今後5年間の「農業経営改善計画」を作成し、市町村から認定された経営体(個人または法人)が認定農業者です。
とあり、今後5年分の営農計画(基本構想)を市町村に提出し認定された農家(個人または法人)が認定農業者ということです。
認定農業者のメリット
・経営所得安定対策支援を受けられる
・制度資金の優遇金利を利用できる
(例:スーパーL資金 貸付当初5年間 金利負担最大2%引き下げ 実質無利子化など)
・総合支援交付金の利用で農業用機械等を導入する際、融資残について国庫補助を受けることが出来る。
・農家が住宅ローンを借りるときに権威となり、そうでない農家よりポイントが高いようです。
など
全国各地域には認定農業者の会という組織があり全国レベルでの交流がなされてます。
認定農業者の基本構想を作成する時に是非考慮したい事↓↓↓
いづれ栽培面積の拡大をして収入増を目指すなら
栽培面積の拡大はそのまま収入増加に繋がります。
当農園は右図のように栽培面積を拡大しました→
拡大に当たりぶち当たった課題をあげたいと思います。
課題1 栽培管理を行き届かせるため雇用が必要となります。
農業において経費削減が困難と言われるのが雇用費です。仕事が無いから休んでと言いうのは信頼関係、作業の質向上に繋がらなくなると思っています。
年間通して作物が育つ環境で無い限り、休農期間が発生し仕事が無くなるためシーズン雇用になるケースが多いです。そのため休農期間中に他の仕事をみつけてそちらを継続する事が多く慣れた人材の確保が困難になります。
課題2 栽培地が分散されるためまとまった管理が出来ない
就農時に小さな面積から始めた場合、山間地では一カ所でまとまった栽培面積の確保は困難
畑から畑へ移動が必要で移動時間の分、作業時間が減るし移動の車を用意しなければならず移動費や燃料費、車両の維持費が発生する。(移動車両がマニュアル車の場合運転できる人が必要)
畑によって土質や自然環境が異なる場合、それに合わせた管理が必要となり、技術の構築に時間がかかる。
現在は農地の遊休地が多い為、貸してくれる畑や田んぼに事欠くことは無いかもしれません。しかし、栽培に見合った面積や土質、場所というのは引く手あまたであり後から借りたくても借りられない可能性があります。
晴れて個人事業主!農家になりました。
農家は子育てに似ていて、どんな作物が育つのかは自分次第です。野菜がどんな環境が好きかを自分の作る畑や田んぼで何年も作って、野菜を知り環境を知り天候を知って収入につながる作物ができます。
今後は私が実行した収入が残る策や、人材育成に有効な策、このブログ内で次回へ回した事などをアップしたいと思います。
といいつつ、私も農家で4月からトマトシーズン始まってますのですぐにとはいきませんが、また次回も是非お立ち寄りいただければ幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回へのブログの励みなります!よろしくお願いします。
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